2017年06月06日

The Devil's Own〜2大スター共演


UKさんがブログに感想を書いていた映画、私も観てみました!

The Devil's Own



あらすじ

幼い頃にIRAシンパだった父親を、目の前で射殺されるという経験をした
少年ローリー。
IRAメンバーとなり、大人になって武器を手に入れるためにNYへ渡ります。
そこで同じアイルランド系の警察官トムの家庭に居候することに。
※以後ネタバレに近いので、読みたくない方は読まないよう注意

監督は名作『アラバマ物語』を撮った、アラン・J・パクラ

ですが、アイルランド系俳優と言えば

キリアン・マーフィー

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ガブリエル・バーン


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のように面長で、骨っぽい顔立ちが特徴です。
なので

ブラッド・ピットがアイルランド系に見えない(>_<)
(それを言ったら、ハリソン・フォードもなんですけどね…。)

ストーリーは色々ムラがありました。
冒頭で少年時代のローリーが、食事中にいきなり侵入者に
父親が射殺されて、幸せな家庭が壊れるシーン、その後
成長したローリーがトムのうちに来て初めて食事をするシーンで
コーン・ビーフとキャベツのシンプルな物を喜んで食べることは、
彼が過去に失った温かい家庭との対比、家庭料理を久しく食べてない
ということが暗示されて良かったと思います。

しかしその後の展開が、トムとローリーの交流、トムの正義感、トムの家族
とエピソードがバラバラに列挙されているだけで、つながりが弱いです。
しかもローリーの正体がバレるのが、映画の後半に入ってから
かなり遅いです。そしてその後の展開が唐突過ぎる…( ゚Д゚)


もう少し事前に綿密に伏線を張って、ローリーにどこか怪しい雰囲気を
漂わせて「もしやこいつ何か隠してるんじゃね?」と疑いの目と信じたい
気持ちのはざまで、トムが葛藤するところがあれば良かったのに…と思います。
逆にトムの幸せな家庭の温かさに触れて、ローリーが復讐に生きる
自分の人生に虚しさを感じ始め、逡巡するパターンもありでしょう。

前半にそんな人間ドラマがあれば、後半の二人が敵対する場面では
お互いの心に大きな悲しみを生んで、観る人の胸を打ったと思います。
またトムが警官として人を撃ち殺すのが嫌だ、と正義感を振りかざしながら
後でローリーを撃つ時にあんまりためらいが無いのも、「あの前フリは
一体何だったんや…😥」という肩すかしを食らった気分になりました。

演出はところどころで、バグパイプのアイルランド民族音楽を流しておけば
ええやろ的な感じの適当さもあり、アイルランド映画、IRAものをたくさん
観ている私には、設定を借りて話を作っているだけにしか見えませんでした。


人情、復讐、IRA問題、銃撃、善悪、面白そうな題材を盛り込んでいますが、
テーマ、ジャンル、登場人物の性格、設定、どれも中途半端に使って
脚本にピースとしてはめ込んだ感じで、作品として散漫な印象を受けました。
鶏だの豚だのアラだのカニだの昆布だの、色々良い材料を入れてはみたものの
本来のダシの味が一体何なのか、よく分からなくなったヤミ鍋鍋のようで
最後二人が交わす会話が、良いシーンにも関わらずぐっと来ませんでしたね。
もっとシンプルにした方が、深い話になった可能性があったのに、ちと残念。


UKさんは邦題『デビル』に疑問を持っていましたが、私も同意です。
だってブラッド・ピットが気のいいあんちゃんにしか見えない…(^-^;


ネットで読んだ話ですが、当初はもっとローリーをワルとして描いていた
そうですが、キャスティングがブラピになってからかなり変えたそうです。
うーん、それが事実ならどうなんでしょうか。
映画のストーリーはエピソードの一つ一つが繋がっており、大きなテーマに
収束されるものです。そのために一部を変えたら全てが将棋倒しのように
バタバタと崩れるので、また一から書き直さなくてはなりません。
映画ってやっぱり全体の整合性が、大事なんだよなぁ〜と思わされました。
(そもそも大物の競演って両者ともに見せ場を作らないといけなので、
話の構成にムリが出てきて、ヘンになりやすい。)


まぁ私の辛口感想は物書き目線なので、それを差し引いて読んで下さい。
カウチポテトしながら、気楽に観る分は良いですよ♪(と一応フォロー)。

ブラピの恋の相手のナターシャ・マケルフォーンさん
どっかで見たことあるな〜と思ったら、
『トゥルーマン・ショー』のヒロインでした。

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良い映画の脚本を書くのって難しいですね〜。
posted by yuki at 17:43| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月05日

こんな感じでやってます☆彡


全然更新しなくてすみません。書いてるんですよ。
昨日は誕生日だったので、お友達とお祝いしてもらって
お酒を飲み過ぎました。(←カンケーない)

脚本を書いて送って、読んでもらったエディターさんからの批評です。

Like the other script you sent, this one has an interesting premise and a twist at the end. These seem to be some of the hallmarks of your work! I like what you have done here in focusing on Josephine's experiences up until the penultimate scene, when you turn to the baker and his mate to show us how limited our view of the world has been in focusing exclusively on Josephine's problems. The final moment--when Josephine comments on her lack of luck and everything being up to her-- underscores the importance of developing a broader perspective and realizing that we don't live or struggle in isolation, although it may seem that way at times. I wonder if there are ways for you to develop this theme more fully in the body of the script? For example, can you have Josephine express more of a sense of isolation or a feeling that she is the only one who has difficulties?



さすがプロのエディターさんだけあって、話の弱点を突いてきています。
適切な批評はありがたいですね。
私は子どもの頃から漫画を描いていたので、オチをつけるのは上手なんですよ!
(←自分で言うな)。しかし話が進むにつれて徐々に引き込んでいくとか、
関連したエピソードを膨らませるとか、そういうテクニックも必要とされます。
これからさらに技術を磨いていきたいと思います。

Round white cream and chocolate birthday cake.JPG

この年になると、誕生日って微妙ですね…(^-^;
posted by yuki at 11:07| Comment(8) | 進捗状況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月02日

BLACK SWAN


ナタリー・ポートマン主演の『ブラックスワン』を観ました。



実は私はバレエが大好きで、お休みしながらも今も習っていますし、
モスクワバレエ劇団、セントペテルブルグ劇団など
世界でトップクラスのバレエを鑑賞したこともあります。

なので、劇中のナタリー・ポートマンが

トップを争うプリマドンナに見えない…(>_<)

ことにガッカリしました。

バレエと言えば、一つ一つの動作に洗練された優美さが欠かせないと思います。
女優としてのナタリー・ポートマンは。別に好きでも嫌いでもないですが、
彼女が一所懸命踊っている姿が、バレエ練習生のようでした(^-^;
話もオチがクソつまらない映画でしたけどね
女優と言えどもダンサーではない人が、役作りのために練習したところで、
一流のバレリーナに見せるのはムリなんだよなぁ〜と思わされました。


ちなみに英国ロイヤルバレエ団、トップダンサーのセルゲイ・ポルーニンの踊りはこちら↓



このレベルの人が苦悩するなら、説得力もあったのですけどね…。

というわけで、皆さんも有名な映画でもありがたがって
観なくていいと言うことです。
有名な映画でも人気の俳優さんでも、つまらないものは
つまらない、でいいのです!

自分の感性を信じましょう!

終わり。(やる気無さすぎの更新)





posted by yuki at 13:03| Comment(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする