2017年04月12日

Gloomy Sunday〜陰鬱な時代を生きて


さてさて、今日はドイツ語に堪能なshuさんにおススメのドイツ映画です。

Gloomy Sunday(1999年 ドイツ・ハンガリー)
邦題「暗い日曜日」




 
あらすじ〜

第二次世界大戦のブタペストを舞台に、聴いた人が自殺したくなる曲
「暗い日曜日」にまつわる人々の、数奇な運命を描いたストーリー。

感想

小説の映画化だけあって、時代背景やストーリーの構築がしっかりしています。
ヒューマンドラマですがミステリー要素があり、(ネタバレ防止のため、
詳しい粗筋は書けません)、誰もが満足するラストだと思います。

登場人物を含めた映画全体のトーンがクラシカルで美しく、格調高い上質な
作品を映像にしたら、こんな感じになる、という見本のような映画です。
特にこのヒロインがめちゃくちゃ美人でスタイルもよく、性格が男前なので
美人好きのshuさんのお眼鏡にかなうこと、間違いなしです!

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ブタペスト、こんなに美しい典雅なお城があるのですね〜。
posted by yuki at 20:58| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月10日

Captain Fantastic 〜教育とは何か


去年観て、Jinyさんにおススメしようと思っていた
映画が今、日本で公開されたので、ご紹介します!

Captain Fantastic(2016年 アメリカ)
邦題「はじまりへの旅」



あらすじ〜

10年間、文明社会から離れて森の中で自給自足の生活をしてきた
ベンとその6人の子供たち。しかし妻の訃報を受けて、葬式に
出席するために、一家は妻の実家のある町に行くことになります。
しかし普通の教育を受けずに育った子供たちは、行く先々で
ひと悶着を起こすことになったのでした…。

感想

とにかくオープニングから、映像が凄いです(笑)。
ベンは子供たちを現代社会から隔離して、自力で生きていけるように、
動物を狩る方法(‼)、卓抜な語学力、そんじゅそこらの学生が太刀打ち
できないほどの豊富な知識などを身に着けさせたのですが、それは
子供たちにとって本当に良いことだったのでしょうか?子供の教育と称して
文明に背を向けた生活は、実は親のエゴだったのではないでしょうか?
現代社会と折り合いがつかず、閉ざされたコミュニティーでしか生かされない
『生きる力』ならば、結果として、百害あって一利なし、ということになります。
物語は様々な場面でこのような問題に直面し、ラストで落ち着くところに落ち着く
のですが、無邪気な自然賛美やスローライフ提唱が、危険な面をはらんで
いること、子供の教育の難しさ、家族の繋がりの大切さなど、考えさせられる映画
でした。エンタメとしても見応え十分ですよ♪

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小さい子がこんな姿で生きてたら、びびるわな…(^-^;

posted by yuki at 21:30| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月08日

II Postino〜人生の転機


このブログの存在意義が、だんだん分からなくなってきたのですが、
好評なので(?)しばらくはおススメ映画を書いていこうと思います。

II Postino(イタリア 1995年)



あらすじ〜

イタリアの孤島に住む、漁師の息子マリオは人生の目的も見つからず、
漠然と日々を過ごしていました。そんな時、チリの著名な詩人
パブロ・ネルダが島に移り住んできました。郵便配達人の
マリオは彼に送られてくる、膨大な手紙を届けることになり、
二人の間に不思議な交流関係が生まれるのでした。

感想
これはノーベル賞受賞者のパブロ・ネルダが祖国を追われて
ナポリに亡命した時のエピソードを基に作られたフィクションなのですが、
(この村や登場人物は架空)脚本がとても上手く作られています。
※特に序盤でネルダとマリオが、親しくなるところが唸らされます!
さすがアカデミー賞オリジナル脚本賞ノミネートだけありますよ。
ネルダに薫陶を受けたマリオは詩を作る面白さに目覚めて、
さらに人間的に成長していくのですが、そのエピソードの一つ一つが
ユーモラスに満ちています。淡々とした日常シーンも退屈にならず、
悲劇が訪れても感傷的になり過ぎない、絶妙な塩梅で出来ていて
感動とは他者から押し付けられるものではなく、自然に心の中に
湧き上がるものだと教えてくれる、そんな素朴で美しい映画です。


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ナポリのピザです♪
posted by yuki at 23:45| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする