2017年03月19日

RED BALOON

突然ですが、フランス映画のおススメを書きます。
第一弾は「赤い風船」です。




1956年フランス(34分)
アルベール・ラモリス監督
カンヌ国際映画賞パルム・ドール短編受賞

アルベール・ラモリス監督の映画「赤い風船」と言えば
古典映画の名作中の名作で、映像が本当に美しいです。
映画界のみならず、各方面に多大な影響を与えており、
日本でも「赤い風船」が会社名などの固有名詞として使用されている
事実を見ても、この映画のファンの多さを物語っているでしょう。
(私の田舎でも「赤い風船」という名前の喫茶店がありました。)
そんな名画について、私のようなヘッポコが何か言うことは
蛇足でしかないのですが、shuさんやUKさんのような若い方は、
ひょっとしたら知らないかもしれない…と思って書いてみました。

ストーリーは、少年と赤い風船の間に、友情が育まれるという
ファンタジーなのですが、風船があたかも生き物のようで
リアリティーに満ち満ちているのです!
34分という短さの中に、人生の楽しさ、苦さ、希望などが
ぎゅぎゅっと凝縮されて詰まっています。

機会があったら、一度観てみて下さいね♪

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posted by yuki at 14:37| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

Silence


「Silence」を観てきました!



あらすじ〜

時は17世紀、宣教師フェレイラがキリスト教を広めるために日本に渡り、
その後棄教したとの知らせを受けます。信じられないロドリコとガルペは
真偽を確かめるために、自分たちも日本に行くことにします。
そこで見たものは、隠れキリシタンとして拷問を受ける庶民の姿でした…。

感想

学校で習ったキリシタンの弾圧が、ここまでむごたらしいものだとは
想像してませんでした。いつものマーティン・スコセッシ監督らしく
残忍な映像が多いのですが、そういう時代背景なので受け入れられます。
キリスト教徒でない私には『踏み絵』がどれほど信仰に背く重い罪なのか
分かりませんが、西洋人には胸に迫るものがあるのかもしれません。
宗教に限らず、人生には自分の意に反しても、現実とすり合わせて
妥協しなくてはならない場面はあるでしょう。
最善とは一体何なのか、ロドリコが取った行動は正しかったのか、
最後まで考えさせられる映画でした。
日本人キャストもイッセー尾形さん、浅野忠信さん、塚本晋也さんなど
素晴らしい演技でした。(キチジロー役の窪塚洋介さんはイマイチかな)。
特筆すべきは、重いテーマにも関わらず、感動的な音楽を流さずに
センチメンタリズムに逃げない演出ですね。エンドロールが最高です。
「これが映画じゃ!おりゃー!」というスコセッシ監督の力技を、
存分に堪能出来ました。こういう映画こそ、映画館で鑑賞するべき映画です。

posted by yuki at 17:48| Comment(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月08日

Manchester by the sea〜アカデミー賞シリーズ


本年度アカデミー賞オリジナル脚本賞に輝いた
「Manchester by the sea」を観てきましたよ‼



あらすじ〜

修理工のリーは、周囲の人間と上手くいかず、しょっちゅう
衝突していました。そんなある日、リーの兄、ジョーが病気で亡くなります。
ジョーは息子のパトリックの後見人に、リーの名前を挙げていたのでした。

感想

予告を見て「これって映画じゃなくて、テレビドラマっぽいな」と
あまり過度な期待はせずに、観に行きましたがその通りでした。
はっきり言って、愛する者を失って傷ついた人間の再生物語、
というテーマはありがちで、私にはお腹いっぱいでした。
別にそれでもいいんですが、取り立てて見どころはなく、淡々と
ストーリーが進む。リーの背負っている過去が重すぎる割には、
オチも無く問題も解決しないまま、観客に投げっぱなし。

良い意味に取れば、チェーホフのように登場人物の
内に秘めた感情を読み取る映画、とも言えなくもないですが
そのくせわざとらしい台詞や、あざといシーンがちょこちょこあるし
(冷蔵庫のシーンとかさ)、センチメンタルな音楽が突然最後に流れて、
泣かせようとする意図が見え見え。
安直な癒しを提示していないところは評価出来るのですが、
テーマが重過ぎて、上手く消化しきれなかった感じですね。
評論家は称賛していますが、過大評価で凡作だと思います。

これがアカデミー賞オリジナル脚本賞かって言われると、
歴代のラインナップと比較して、かなり劣るのではないでしょうか。
個人的には、脚本賞とは所謂イイ話、というのではなくて、
テーマが掘り下げられていて、登場人物のキャラが立っていて、
伏線が張り巡らされていて、ストーリーがきちんと練られて、といった
技術の高さを見せるものだと思うんですよ。
(「あの頃ペニー・レインと」や「恋に落ちたシェクスピア」の
完成度の高さを見よ‼)
然しながら、ゆる〜い何も変わらない日常、って邦画にはよくありがちですが、
アメリカの映画にも出てきたということは、フォーマット通りのハリウッド映画に
アメリカ人も飽きてきたのかもしれませんねえ。
(この映画のプロデューサーは、マット・ディモン)

ラストの雪が降ってるシーンで、ただでさえ寒い映画館で余計に寒さを感じました(^-^;

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映画を見ている最中に、お腹が空き過ぎてチョコを食べました。
posted by yuki at 21:17| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする