2017年08月16日

チェコ文学〜暗黒時代の光


最近チェコ文化に目覚めています。

そこでチェコの小説を読んでみようと
取ってみたのが

Bohumil Hrabal
’Too loud solitude’


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主人公のハニチャは35年間、古紙を圧縮する仕事に就いています。
その紙屑の中から、ゲーテやニーチェを見つけては
こっそり読むことを楽しみにして、日々を生き抜いていました。

チェコと言えば、第二次世界体験中はナチスに占領され、
戦後はスターリン政権のソ連の支配下に置かれるという
何とも非情過ぎる歴史に翻弄された国なのですが、
その時代に空気が余すところなく書き尽くされています。
100Pちょっとで量としては少ないのですが、内容の重さに
サクサクと読み進めることは出来ず、何度も唸らされました。
暗いチェコの時代に、不条理でグロくて美しい、しかし悲哀に満ち満ちた
読後感に大きな余韻が残る小説でした。
邦訳も出ていますよ!

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チェコのお菓子です!
posted by yuki at 18:52| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月13日

普通の人の普通の話


今日はイギリス文学をご紹介します。

if nobody speaks of
remarkable things


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イギリスの市井の人の、地味なとりとめのない日常を
書いた小説です。
登場人物が10人くらいで、その人たちの毎日の生活の
小さなエピソードがいくつも綴られて、ラストの奇跡に
繋がっていくのですが…


正直、読みにくいです(^-^;

何故なら、殆どの登場人物に

名前がついていない!!!


作者が本当に名も無き普通の人を描こうとした意図は
分かるのですが、読んでいて、heやsheだけなので
「これ誰やっけ?」頭に内容がすっと入っていかず、
ゴチャゴチャになり読み返すことになります(>_<)

登場人物が誰かは、住んでる番地が手掛かりになりますので、
〇番地は老人が住んでて、〇番地には女の子が住んでて、
と読む時に一緒にメモを取ることをお勧めします。
(ミステリー小説みたいやな(笑))伏線が絶妙に張られていて
知らないところで人は繋がって生きている、ということが
分かると、すがすがしい感動を覚えます。

とまぁー私は苦労して一週間かかって読了したのですが、
文章は細やかで、まるで散文詩のようです。
つい見逃してしまいそうな風景や人間の微妙な心の変化を
捉えて描いている、作者の筆力に脱帽します。
(これがデビュー作というのにも驚き( ゚Д゚))
なので文学を味わって読みたい方には良いかもしれません。

邦訳も出ていますよ!

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イギリスといえばスコーンだけが美味しい…。
posted by yuki at 08:57| Comment(2) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月08日

Harry Potter

ハリー・ポッターシリーズが流行っていたのは
かれこれ10年以上前ですよね。

その当時、同じ家に住んでいたルームメイトが
ハリポタが大好きで薦めてくれていたのですが、
興味が無かったので読みませんでした(^-^;

今は自分が作家を目指すようになり、ローリングさんから
作家の心構えを学んでいます。
特に彼女は極貧のシングルマザーから大ベストセラー作家
へと、アメリカン・ドリームならぬブリティッシュ・ドリームを
叶えた人なので、言葉に説得力がありますよね。

優れた作品には優れた作者のアフォリズム(格言)が埋め込まれている
ものですが、ハリーポッターの中にももちろんあります。

"If You Want to Know What a Man’s Like,

Look at How He Treats His Inferiors

not his equals.

さすが重みがありますよね!(*'▽')

というわけで、付き合ってる人がいたら、
どんな男性か知りたい場合は、自分に接してる態度よりも
お店の店員さんなど立場の弱い人に対してどうしてるか
チェックした方がいいですよ!


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カフェで執筆というのに憧れつつ、やったことは無いです(^-^;
posted by yuki at 21:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする