2017年03月19日

Le Placard

おススメフランス映画第二弾は
「Le Placard」(邦題『メルシィ!人生』)です。



2001年フランス(85分)
フランシス・ヴェベール監督

あらすじ〜

妻に離婚を言い渡され、勤めていた会社もリストラされそうになった
冴えない中年男性、ピニョン。追い詰められた彼は住んでいる
アパートから飛び降り自殺を計ろうとするのですが…。

ヒューマン・コメディの名手、フランシス・ヴェベール監督の
ゲラゲラ笑えて、心が温まるコメディ映画です。
フランス映画らしく(?)お下劣な下ネタも多いのですが、
見終わった後は、邦題の通り「人生っていいな〜」と気持ちが
ほっこりします。私の大好きな俳優さんダニエル・オートゥイユが主役、
敵役に当たるのは、フランスを代表する名優ジェラール・ドパルデュー
なんですが、彼の演技がメチャクチャおかしい(笑)。
いやフランス語は全然分からないんですが、皆さんも観れば分かります(笑)。
面白おかしい話なのに、密かにアイロニーやペーソスが散りばめられていて、
脚本が絶妙なんですよ‼

ヴェベール監督はもうかなり高齢なんですが、まだまだ素敵な映画を
作って欲しいと願うばかりです。

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監督の映画「奇人たちの晩餐会」に出ていたティエリー・レルミットが
ここでも出演してます!
posted by yuki at 18:29| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

RED BALOON

突然ですが、フランス映画のおススメを書きます。
第一弾は「赤い風船」です。




1956年フランス(34分)
アルベール・ラモリス監督
カンヌ国際映画賞パルム・ドール短編受賞

アルベール・ラモリス監督の映画「赤い風船」と言えば
古典映画の名作中の名作で、映像が本当に美しいです。
映画界のみならず、各方面に多大な影響を与えており、
日本でも「赤い風船」が会社名などの固有名詞として使用されている
事実を見ても、この映画のファンの多さを物語っているでしょう。
(私の田舎でも「赤い風船」という名前の喫茶店がありました。)
そんな名画について、私のようなヘッポコが何か言うことは
蛇足でしかないのですが、shuさんやUKさんのような若い方は、
ひょっとしたら知らないかもしれない…と思って書いてみました。

ストーリーは、少年と赤い風船の間に、友情が育まれるという
ファンタジーなのですが、風船があたかも生き物のようで
リアリティーに満ち満ちているのです!
34分という短さの中に、人生の楽しさ、苦さ、希望などが
ぎゅぎゅっと凝縮されて詰まっています。

機会があったら、一度観てみて下さいね♪

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posted by yuki at 14:37| Comment(2) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月10日

Silence


「Silence」を観てきました!



あらすじ〜

時は17世紀、宣教師フェレイラがキリスト教を広めるために日本に渡り、
その後棄教したとの知らせを受けます。信じられないロドリコとガルペは
真偽を確かめるために、自分たちも日本に行くことにします。
そこで見たものは、隠れキリシタンとして拷問を受ける庶民の姿でした…。

感想

学校で習ったキリシタンの弾圧が、ここまでむごたらしいものだとは
想像してませんでした。いつものマーティン・スコセッシ監督らしく
残忍な映像が多いのですが、そういう時代背景なので受け入れられます。
キリスト教徒でない私には『踏み絵』がどれほど信仰に背く重い罪なのか
分かりませんが、西洋人には胸に迫るものがあるのかもしれません。
宗教に限らず、人生には自分の意に反しても、現実とすり合わせて
妥協しなくてはならない場面はあるでしょう。
最善とは一体何なのか、ロドリコが取った行動は正しかったのか、
最後まで考えさせられる映画でした。
日本人キャストもイッセー尾形さん、浅野忠信さん、塚本晋也さんなど
素晴らしい演技でした。(キチジロー役の窪塚洋介さんはイマイチかな)。
特筆すべきは、重いテーマにも関わらず、感動的な音楽を流さずに
センチメンタリズムに逃げない演出ですね。エンドロールが最高です。
「これが映画じゃ!おりゃー!」というスコセッシ監督の力技を、
存分に堪能出来ました。こういう映画こそ、映画館で鑑賞するべき映画です。

posted by yuki at 17:48| Comment(4) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする