2017年11月12日

Get out〜リベラルの欺瞞を暴く


映画『Get out』を観てきました!

Get out(2017年・アメリカ/ジョーダン・ピール監督)



〜あらすじ
黒人のクリスは白人の彼女ローズと交際中。
ローズは彼に週末に両親に会いに行くことを提案します。
クリスは躊躇するのですが、彼女の親は黒人であることを気にしない、
とローズに言われて、受け入れることにします。
しかしローズの一家はとんでもない秘密があったのでした…。

感想

オープニングで黒人男性が夜道を歩いていると、突然何者かに襲われて
連れ去られます。ここで「ああ〜これは人種差別がテーマだな」と
読めるのですが、この映画は一筋縄ではいきません。
クリスとローズが実家に向かう途中、運転していた彼女は鹿をはねてしまいます。
クリスが警察にIDを求められて「運転してたのは私で彼は関係ないでしょう!」
反論するローズ。これで彼女は良い子じゃんと勘違いするのですが、実は伏線です。

debate.jpg


彼女の家族に会うのですが、両親も弟も、ちょっと変な人達なのです。
彼らの家には未だに黒人の使用人がいて…と時代錯誤で不穏な空気が
漂います。

MV5BMjI0MDkyMjIxN15BMl5BanBnXkFtZTgwODYwNjUzMTI@._V1_SX1500_CR0,0,1500,999_AL_.jpg
不気味な両親

DGbbVlIXkAAfE03.jpg
おかしい弟

1494430499549.jpg
変な黒人メイド

パーティーが開かれて、次々と客人が来るのですが。
お金持ちの白人のグループが殆どで、黒人はほぼいません。
Screen-Shot-2017-03-03-at-2.24.48-PM.png

若い黒人と年上の白人女性のカップルを見たクリスは、二人の写真を
撮るのですが、そこで今まで穏やかに話していた黒人の彼は
「Get out!」とクリスを怒鳴りつけます。
239552H5.jpg

真相は…?題名『Get Out』の意味は…?

中盤以降は俄然面白くなるので、ネタバレは控えます。
この脚本は実に色々なところに伏線が張ってあり、その上手さに舌を巻きました。
(才能に嫉妬する)

この映画で伝えたかったことは…?

皆さんも上品でリベラルな人達に会ったことはないでしょうか?
彼らは教養がありお金持ちで、マイノリティーに理解を示し
「差別はいけません」と唱えるので、一見寛容で優しい人に見えます。
しかし実際は安全圏から一歩も出ず、序列の上の層から降りることは無く
綺麗ごとを言って笑っているだけです。
トランプ政権も彼らに対する反動として生まれたのではないでしょうか。
そんな白人リベラル層の欺瞞を皮肉った映画とも言えましょう。
何も考えず普通のサスペンスとして見ても、とっても面白いですよ♪

(※評論家もそういう知識層の白人の傲慢さを白日の下に晒した、と
褒めているので、私の解釈が間違っていなくてホッ(^-^;)

get-out-allison-williams-daniel-kaluuya.jpg

getout09.jpg

前半と後半で展開がガラっと変わるので見逃せません!
posted by yuki at 21:49| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月11日

癒し画像


日本でお疲れの皆さんのために、

癒し画像を集めてみました!


DNH86X-VAAEc3-5.jpg


DNS2OklXcAAfhQb.jpg


DNzfN8qVAAAS_qk.jpg


※おまけ
「いなりのトトロ」

DOBXHcpVwAAzKde.jpg
UKさんなら作れそう…

(ただの手抜き更新でした…)
posted by yuki at 20:40| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

IT〜恐怖に立ち向かう


映画『IT』を観てきました!

IT (135分・2017年・アメリカ/アンドレ・ムシェッティ監督) 



あらすじ〜

ある大雨の日、ビルは幼い弟のジョージにせがまれて、紙で舟を作ってあげます。
喜んだジョージは外に出て、舟を水流に乗せて遊ぶのですが、用水路の下に
落としてしまいます。舟を拾おうとしたジョージはそのまま行方不明に。
shipIT.jpg

自責の念に苛まれたビルは、その後恐怖にさい悩まされるようになりました。
しかし町では子供が行方不明になる事件が相次ぎ、それは27年毎に
繰り返されていることを知ります。
ビルは真相を突き止めようと、仲間と共に立ち上がる決意をしたのでした。

IT-16887r-970x545.jpg

感想

複数の主要人物によってストーリーが構成されているので、冒頭〜中盤までは
その人物紹介と状況が説明されています。なので覚えておいた方が後で
話に入りやすくなるでしょう。
この映画のいいところは、所謂ハリウッド映画では定番の美男美女は
出ておらず、キャストは大人と子供共に、一般のアメリカ人の容姿で
リアリティーがあります。
冴えないタイプはスクールカーストの下位層に置かれ、イケているグループから
ゴミをかけられたりパンチされたりと、アメリカのいじめハンパ無い!
bowersgang.jpg

本好きの子供は’Take a break from the book’
と言われるなど、個性を尊重し多様性を謳うアメリカでも内実は大変なんだと
分かります。

ホラーシーンは(私にとって)あまり怖くありませんでした。
fearit.png

そういう時は画面が突然暗くなったり、ジャーンジャジャーン♪
みたいに音響が大きくなるので
、「あ〜来たよ〜来たよ〜」って
心の準備が出来るのです。
そしてS・キングは基本的に勧善懲悪 ということを知っているので

ピンチ→助かる→ピンチ→助かる

のパターンが読めてしまうのです。

だから駄作なのかと言えば、全然そんなことはないです。
十二分に面白い映画でした。

弱い立場の子供たちが、危険な目に遭ったり仲間割れをしたり
親に反発したり数々の経験を経ながらも、勇気を振り絞って
皆で力を合わせて最後まで戦い抜きます。

懸命に生き残ろうとする、その姿に感動します!


そしてITの正体とは何だったのでしょうか?
彼は何故現れたのでしょうか?


IT.png

私たちは普段の生活で、訳の分からないものを盲信したり、
実体の無いものに不安を感じて、ついつい踊らされてしまいます。
それは自信を失っているから起こることです。
不安になった時、恐怖にかられた時、疑心暗鬼になるのではなく、
「大丈夫だ、自分たちは助かる」と信じたビルのように、
お互いを信頼し、助け合うことが大切なのではないでしょうか。

観終わった後は、名作『スタンド・バイ・ミー』のように
爽やかなカタルシスを得られる物語でした。

※これはTVシリーズの映画版だったんですね!
何故エンディングで「Chapter one」と出たのか謎だったのが
分かりました。



posted by yuki at 19:27| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。