2017年12月06日

いかんともしがたい壁〜サービス編


久々の英日文化の違いコーナーですよ!
ネタが無くなっているわけではない。

ある海外在住の日本人ブロガーさんが、
こんなことを書かれていました。

お店の店員さんにサービスを受けて

”You are welcome!”と言われる時

え?(・ω・)

こっちは客だよ…と思ってしまう



これは日本人なら誰しも感じることだと思います!

日本なら「お客様は神様です」という考えが浸透していて

お客様の立場が絶対的に上!なんですが、

外国だと対等なので、違和感を覚えるんですね(^-^;

私も先日クリスマス・カードを購入してお金をレジで払った時に

”It's alright!”

と店員さんに言われたので

(あ〜やっぱり日本人の感覚にはしっくりこない)

と思ってしまいました。

10年以上住んでいても、まだ慣れないですね。

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しかし自分が働く場合は、こっちが楽ちん!(自分勝手)




posted by yuki at 13:37| Comment(2) | 生活編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月04日

Room〜リアリティーとは何か


映画「Room」を観ました。

ROOM(2015年/カナダ・アイルランド合作/レニー・エイブラハムソン監督)


あらすじ〜
ジャックは生まれてから母親ジョイとずっと小さな部屋で暮らしていました。
たびたび彼らの部屋を訪れていた”オールド・ニック”は失業したので、
もう養うことは出来ないと告げます。
その後ジャックは母親から、世界はもっと広い、この部屋から抜け出すことを
薦められるのですが…。

感想

うーーーーーーーーーーん。(-_-;)

やっぱりこういう重いテーマをエンタメにするのは難しいな、と
思いました。
「エンタメじゃない!深刻なテーマを扱ったストーリーだ!」と
反論が来るかもしれません。
しかしですね(ネタバレ)、

ジョイは17歳から拉致されて監禁されてレイプされて
その男の子供を産んで…という心身ともに大きすぎる
苦難と闇を抱えているわけです。


それをあっさり脱出して、親子揃って立ち直って良かったね〜と
良い話風に仕立て上げていいのか?と思うんですよ。

そりゃー観客の貴方達はいいですよ、普段ぬくぬくと平和に暮らし
そんな経験してないから、被害者が辛い過去と決別して
前向きになって幸せになってくれればメデタシメデタシ、
と気が晴れるんだろうけど

それは被害者のトラウマを過小評価
してないでしょうか?


実際に犯罪の被害者になったら、何年も何年もPTDSで苦しむわけです。

それなのに映画ではたった数か月で、ジョイにとってその忌まわしき
記憶を蘇らせる”ROOM”にジャックが訪ねてみたいって言うので
行ってみるんですよ!
そして「もうここには戻りたくない」とジャックが言ってエンド。

こんな無神経な話があるか?

制作したやつバカじゃねーか!

って思いますね。

これで「親子愛に感動した!」「泣けた!」という人の感性にビックリです。

幸せな生活を送っている人が
「世の中にはこんな辛い経験をした人がいるんだ〜」
と涙を流すための映画ですね。


いや別に全てリアリティーに忠実にすべき!と私は考えていないし、
人それぞれの捉え方があるでしょう。

ですが先に述べたように

ジョイに起こった事件はどう解釈しても、短期間で
立ち直れるような軽い問題ではないんですよ!


それを都合よくハッピーエンドにしちゃっていいんですかね!

表に出てこれない被害者の本当の気持ちを汲み取らないで

深刻な事件をお涙頂戴の材料にしていいのか?

被害者は貴方達が感動するための見世物じゃないよ!


とムカつきまくった映画でした。

原作の方はもっと内容がキツイそうなので、そっちも近々読んでみます。

お前はどうなんだよ、と言われそうなんですが、やっぱり重い話は
ネタみたいに扱ってはいかんな…という戒めになりましたよ。

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毎回外国の子役の上手さには舌を巻きます。





posted by yuki at 08:38| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

Get out〜リベラルの欺瞞を暴く


映画『Get out』を観てきました!

Get out(2017年・アメリカ/ジョーダン・ピール監督)



〜あらすじ
黒人のクリスは白人の彼女ローズと交際中。
ローズは彼に週末に両親に会いに行くことを提案します。
クリスは躊躇するのですが、彼女の親は黒人であることを気にしない、
とローズに言われて、受け入れることにします。
しかしローズの一家はとんでもない秘密があったのでした…。

感想

オープニングで黒人男性が夜道を歩いていると、突然何者かに襲われて
連れ去られます。ここで「ああ〜これは人種差別がテーマだな」と
読めるのですが、この映画は一筋縄ではいきません。
クリスとローズが実家に向かう途中、運転していた彼女は鹿をはねてしまいます。
クリスが警察にIDを求められて「運転してたのは私で彼は関係ないでしょう!」
反論するローズ。これで彼女は良い子じゃんと勘違いするのですが、実は伏線です。

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彼女の家族に会うのですが、両親も弟も、ちょっと変な人達なのです。
彼らの家には未だに黒人の使用人がいて…と時代錯誤で不穏な空気が
漂います。

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不気味な両親

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おかしい弟

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変な黒人メイド

パーティーが開かれて、次々と客人が来るのですが。
お金持ちの白人のグループが殆どで、黒人はほぼいません。
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若い黒人と年上の白人女性のカップルを見たクリスは、二人の写真を
撮るのですが、そこで今まで穏やかに話していた黒人の彼は
「Get out!」とクリスを怒鳴りつけます。
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真相は…?題名『Get Out』の意味は…?

中盤以降は俄然面白くなるので、ネタバレは控えます。
この脚本は実に色々なところに伏線が張ってあり、その上手さに舌を巻きました。
(才能に嫉妬する)

この映画で伝えたかったことは…?

皆さんも上品でリベラルな人達に会ったことはないでしょうか?
彼らは教養がありお金持ちで、マイノリティーに理解を示し
「差別はいけません」と唱えるので、一見寛容で優しい人に見えます。
しかし実際は安全圏から一歩も出ず、序列の上の層から降りることは無く
綺麗ごとを言って笑っているだけです。
トランプ政権も彼らに対する反動として生まれたのではないでしょうか。
そんな白人リベラル層の欺瞞を皮肉った映画とも言えましょう。
何も考えず普通のサスペンスとして見ても、とっても面白いですよ♪

(※評論家もそういう知識層の白人の傲慢さを白日の下に晒した、と
褒めているので、私の解釈が間違っていなくてホッ(^-^;)

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前半と後半で展開がガラっと変わるので見逃せません!
posted by yuki at 21:49| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする